クールビズに関するアンケート調査が発表


<地方別・クールビズの実施率について>

 では、どの地方の実施率が高いのだろうか。クールビズの実施率について地方別の結果を見てみると、75.0%の方が実施ありと回答した『関東・甲信地方』が1位となった。「会社が推奨しているから」や「会社の規定のため」など、クールビズ実施に関する取り組みを企業として積極的に行っており、クールビズ自体を推奨する意識が高いことが分かる。年平均気温の高い『沖縄地方』は『中国地方』と同率の2位だった。

 一方で、最もクールビズ実施率が低い地方は52.5%の『東北地方』だった。「必要ない」や「あまり暑くないから」など、気温がそこまで高くならないことから、そもそもクールビズの必要性がないという意見が集まった。ただし、『東北地方』では、57.9%が「クールビズを実施したい」と回答しており、男性に至っては66.7%がクールビズの実施を希望しており、「暑い時はやりたい」「世の中の風潮に合わせたい」「仕事の効率があがりそう」と実施に前向きな声が集まった。

 そして、夏の気温や湿度だけで考えると、『北海道地方』が最もクールビズ実施率が低いという結果となりそうだが、『北海道地方』では、『東北地方』より5ポイント高い57.5%が、クールビズを実施しているという結果が出た。具体的には、「会社の方針」「世の中にあわせて」「夏場はあまりエアコンをつけないので暑い」と言った声があり、一概に屋外の気温や湿度の関係だけでクールビズの実施率が変わるわけではないことが分かる。

 また、『東北地方』に続いて、クールビズ実施率が低い『九州地方』『四国地方』では、「元から服装が自由だからクールビズは実施していない」といった声も多く集まった。



<クールビズのスタート時期について>

 クールビズの開始時期について地方別で結果を見ると、クールビズ実施率2位の『沖縄地方』では、環境省が推奨する5月に先駆けて早い人は3月から、半数以上の人が4月からクールビズをスタートしていることが分かった。4月には25℃を超える夏日が多くなることから、多くの方が暑さを和らげるために、早い時期から職場でクールビズを実施していることが分かる。また、クールビズについて『沖縄地方』の方に聞くと、「もともと実施しているようなもの」「かりゆしウェア着用の職場だから」や 「ほとんどの人がかりゆしウェア」「4月から11月までかりゆしウェア」といったような、沖縄地方特有のかりゆしウェアを着用するクールビズ文化が根付いていることが分かる。その他の地方では、5月からは約4割、6月にはほぼ全ての地方がクールビズを開始している結果になった。

<クールビズのメリット・デメリットは?>

 夏のオフィスの満足度に寄与していると思われるクールビズのメリットについて調査を行ったところ、「快適に過ごすことができる」が53.8%と1位に選ばれた。夏はスーツからクールビズ仕様の服装に変えることで、仕事中も快適に過ごすことができていると感じている人が多いことが分かる。

 デメリットに感じることについては、男女共に「特になし」が1位という結果となり、クールビズ実施について多くの方が良いと感じている一方、男女のそれぞれ2位の回答を見てみると、男性目線では「見た目がだらしなくなる」が、女性目線では「TPOを考慮した服装のチョイスが難しい」と、快適に過ごすことができる反面、男女問わず、クールビズ時の服装については気になる所があることが分かった。